2012年の夏、広島市内にある女子大の改修工事の設計・工事監理の依頼を京都の環境建築家よりありました。
学長さんの意向〜環境建築家からの要望、ゼネコンさんとの折衝と職人さんとの打合せなど、多岐にわたり現場に関わることになったのです。

いまにして思えば、「よくやれたな」というのが実感であり、多くの人たちの協力なしてでは、到底やり遂げることができなかったプロジェクトであったとように思います。

完成式典には出席できませんでしたが、プロジェクトリーダーのY氏よりこんなメッセージをいただきました。(ちょっと、おはずかしいのですが・・)
この言葉こそが、いまも私を前進させてくれるエンジンの一部になっていると思うのです。

岩本様

T社(ゼネコン)のFさんが冷や汗をかくほど立派な梅?桜?が飾られ、
目の見えない学生の鼻に胡蝶蘭にはない香りを届けていました。

家族を置いてまで岩本さんが来てくれなければ建築現場は
崩壊していたことでしょう。

完成すると人はすべて忘れますがそれでいいのです。
苦労を共にした仲間だけが何時までも忘れずにいるからです。

何時もそばに奥様が見守られる岩本さんとそのご家族の上に
心の平安がありますように!

R・Y

2012.3.3

*機会があればまた現場を訪れてみたいものです。