ドローンの飛行許可申請について自分の経験をもとにお話しします。まず最初にいえることは『ドローン免許』というのはありません。もちろん、将来的に免許制度になる可能性はありますが。

それから、ドローンの飛行許可については、それがないとドローンが飛ばせないというわけでもありません。このことをふまえて実際の申請にもとづいてご説明していきます。

まず、ドローンは正式には『小型無人航空機』と呼ばれています。機体は小型でも航空機というからには、航空法の適用を受けることになります。ですから、航空法に関する知識がとうぜん必要になります。

ただし、ドローンは機体重量が200g以下のものに関しては航空法の規制対象外になっていますが、その詳しい説明については省かせていただきます。

さて、ドローンを飛ばすための最低限の基礎知識を得るために、ドローン検定3級の試験を受けました。この試験はもちろん国土交通省の認定試験(まだ無い)ではありませんが、ドローンを飛ばすための航空法の知識及び小型無人航空機のしくみについての理解ができました。

また、実際に無人航空機の飛行許可を申請する際に参考にしたサイトを以下にご紹介しています。ドローンを飛ばすこと自体はそれほど難しいことではない思います(夜間飛行や目視外飛行等をのぞいて)が、ドローンに対する規制は年々きびしくなってきているようです。

□許可・申請手続きについて(国土交通省):ここをみれば許可申請に必要な内容がほぼ理解できると思います。

□ドローン検定:無人航空従事者試験1級~4級の試験(合格証の発行)及び実技検定を行っています。(受験者数が多い)

□DJIドローン保険:DJI社のドローンの無償付帯賠償責任保険を扱っている。(*申請書には必須)

その他申請書を記入する上で参考になると思われるサイトです。ドローンを飛ばすためには必須の知識です。

□ドローンの飛行禁止エリア

□人口集中地区=DID地域(国土地理院)

□許可・申請に必要な10時間以上の飛行経歴

『飛行許可申請に必要な10時間以上の飛行経歴』について補足説明すると、この要件については厳格な審査はなく、飛行日時・操縦者・飛行場所を自己申告するようになっています。

ただし、問題はドローンを飛ばす(練習する)ための場所です。それには人口密集地区(DID地区)以外で第三者の侵入のおそれがない安全な場所。などの条件が必要です。

飛行時間に関してはDJI社のファントム3(std)の場合、1個のバッテリーでの飛行時間はおよそ15~20分ですから、飛行回数に換算すると30~40回になるとおもいます。

じっさい、ドローン検定試験を受けたときに他の受験者の方と話しをすると、練習場所の確保に苦労されている方が多かったようでした。最近では自動車教習所がドローンの飛行教習所として参入してきているようですが、それなりの費用もかかります。