2018年4月に宅建業法の改正によって建物状況調査の斡旋が不動産業者に義務づけられましたが、実際のところ建物調査がどれくらい普及しているのかは疑問が残るところです。が、
先日、新築現場の配筋検査で瑕疵保険の審査員の方と話す機会がありました。

審査員のはなしによると、昨年の検査実績で瑕疵保障の対象となる中古住宅を調査したのは、数件に留まったということでした。また、いざ現場で調査してみると、床が傾斜していることが多いという。つまりビー玉が転がるというのです。

瑕疵保証での規定では床の傾斜は6/1,000以下なので、リフォームの際に事前に床の傾斜をチェックして、規定に達していない場合には傾斜を修正してから保険申請してほしいとのことでした。

→既存住宅瑕疵保険が普及しない理由