HACCP対応工事の計画をすすめていく上で、コスト面でのネックとなるのがHACCP対応品と呼ばれるものです。(認証品ではない)

たとえば、排水溝の構造としては

・内壁が平滑で、側面と床面の境界にはアールが設けられていること。

・施設の外への出口には、防鼠、防虫のために格子幅0.5㎜以下の網目のかごが備えられていること。

・排水溜めを有している場合は、食品などの残留物を一日1回以上取り除くこと。

などの規定がある。こういった細かい仕様に対応しているもが、HACCP対応品と呼ばれるものです。もちろん、これ以外の方法でも要件を備えているものであれば問題はない。

ただ、HACCP対応品というのは高価なものが多い、むしろそれを使わずに代替品でコストを押さえていくのも、設計者の腕のみせどころではないかと思うのです。

HACCPシステムを導入する上での注意点

HACCP対応品:サニタリートラフ(カネソウ)