東京出張中のクリスマスに東京駅のイルミネーションを見に行ってきました。実はこの東京駅、解体の危機にあった時期がありました。

この駅舎を40階建てのビルに建て替え、収益性をアップさせる計画だったとか、ところが当時のJR東日本の松田社長が猛反対、この歴史的な名建築は残されることになりました。

この時に考案された手法が、上空権の売買という離れ業。あわせて東京都が容積率の緩和を実施等々、その他の規制緩和によって現在の景色が実現されることになったのです。

皇居周辺に高層ビルが建つことに違和感を覚える人は少なくないと思います。しかし、計画当時は日本再生の切り札として計画が進められました。

その後、建築家の内藤廣氏の駅前の再整備計画によって、今ではこの東京駅は観光客の撮影スポットとして更なる変貌を遂げたのです。